▼さてゴタブンにもれず、5月4日にはゲームミュージックイベントLEGENDのために麻布十番は『LUNErS』に行ってきましたよ。昼の２時からクラブにゲームミュージックを聴きにいくのはもちろん初めてでした。

ほうぼうの評判を見ると、踊る気まんまんだった人にはゲームミュージックのアレンジやMIXがあんまりクラブ仕様になってなかったのを不満に思ってたり、逆にもっと、とにかくゲームミュージックを（できればオリジナルバージョンで）聴きたかったーという意見の人もいるみたいでいろいろのようですが、イベントとしてはなかなかいいバランスだったのではないかなと思いましたよ。たしかに動いてない人が多い感じではありましたけど、そもそも狭かったですし。僕はといえば、さいきん部屋ですこし音楽のボリュームを上げると隣の部屋から内容証明を送りつけられかねない勢いで壁を叩かれたりしているせいもあって、とにかく音を求めてスピーカーにべったり張り付いてギクシャクおどっておりました。

松前公高氏のセガサウンドMIXではスペースハリアーの１面ボス（スケイラ）曲のハマリっぷりにもっていかれ、nanosoundsのお二人のキレイめ・ハードめのキャラの立ったMIXにはきちんと踊りわけさせられ（ていうかテクノドライブ、BPM速えー）、古代祐三氏の曲たちの分厚いベースラインに驚かされ（あれオリジナルバージョンって本当ですかね？）、えーとRezのあたりではちょっとお休みをいただきつつ（松前氏"FAMICOM GAME MUSIC"MIXには内心「キャー！」とか白とエンジ色の悲鳴をあげつつ）、そして最後はめがてん細江氏怒涛の"Namco Age"MIX!!!!（あー、MIX名は今適当に命名）　優勝！　独断と偏見にて言わせていただければ、めがてん氏のまわしたYMO『MAD PIERROT』が『LEGEND』至上の瞬間だったと思いますよ（ゲームミュージックじゃないですけど）。ちなみに『MAD PIERROT』のヴォコーダヴォイスによる歌の歌詞はハリー翁がすっかり忘れたなんて言っちゃってるYMO最後の謎の一つですが、ソラミミをそばだててみればほら、"legend"、そして"generation"という単語が聞こえてくるではないですか！　萌えー！

とか、ダメすか？

ちなみにその後めがてん氏は平然とYMOに妖怪道中記をつなげていくというツボすぎて痛いくらいのMIXになっておりました。でついでなんて書きますけど、川田"ひろべー"宏行氏の手がけた曲たちのインテリジェンス（ていうとアレですけど）って、なんかちゃんと再評価されんかなーって思います。ゲーム本編のコンセプトを理解してすべての作品ごとに異なるテイストと実験性を取り入れていた氏の作風ってかなり独特かつ偉大なんではないでしょうか。インタビューとか本人による全作解説とか、読みてー！

気づけばあっというまに、アフターアワーズもなく終わってしまい地上に上がってもまだ19時とかいった具合の『LEGEND』でしたが、これからも、少なくとも２回目は、是非企画していただきたい。「ゲームミュージックのトラックは最低２ループ収録してほしい！」というのがゲームミュージックフリーク永遠の願いなのでございます。

▼ポケモンミニでポケモンショックテトリスなどをちまちまプレイしております。うーん、ポケモンが遊ぶために設計されただけあって、人間の手にはいささかちいさすぎますねえ。きびしい。

ところで、公式サイトの解説にある、「大量のデータ書き換えのできるカートリッジを使った、 ‥‥もうゲームとは言えないようなすごいシステムの開発も進んでます」てゆうの、気になるなー。なんだろう、ポケモンミニで銀行振り込みとかできたら、もうゲームとは言えないだろうし、便利ですよね。

これ友達とかにオススメするときに「世の中には『いいテトリス』と『わるいテトリス』というのがあってですね、これは『いいテトリス』なんですよ！」とか言ってたんですけど、よく考えたら『わるいテトリス』ってなんとなくあるような気がしてるけどあんまり思い当たりませんね。強いて言えばBPSの初期のPC版とかファミコン版とかなんですけど、これはわるいっていうより古いって感じでしょうか。